ヘブソでございます。

所有デッキの中から、珍しくドラゴンを使わないデッキを紹介します。

デッキ名はゴルガリジャンク。その名の通り黒緑のグッドスタッフデッキです。別名をThe Rockとも呼ばれます。


クリーチャー 15
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder 4
イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove 2
永遠の証人/Eternal Witness 2
不屈の追跡者/Tireless Tracker 2
破滅を囁くもの/Doom Whisperer 1
スラーグ牙/Thragtusk 1
墓所のタイタン/Grave Titan 2
ニルカーナの亡霊/Nirkana Revenant 1

その他呪文 22
致命的な一押し/Fatal Push 2
思考囲い/Thoughtseize 2
発掘/Unearth 2
不敬の命令/Profane Command 1
トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach 4
探検/Explore 3
突然の衰微/Abrupt Decay 2
大渦の脈動/Maelstrom Pulse 1
破滅的な行為/Pernitious Deed 1
ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska,Golgari Queen 1
闇の誓願/Dark Petition 1
原初の命令/Primal Command 1
過ぎ去った季節/Seasons Past 1

土地 23
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 2
草むした墓/Overgrown Tomb 1
森/Forest 9
沼/Swamp 11

サイドボード
思考囲い/Thoughtseize 2
漁る軟泥/Scavenging Ooze 1
破滅的な行為/Pernitious Deed 1
再利用の賢者/Reclamation Sage 1
Helm of Obedience 1
虚空の力線/Layline of the Void 4
精神壊しの罠/Mindbreak Trap 4
魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal 1

マナベースは予算の範囲内で組みました。持っている人がいたらBayouとフェッチ、お手頃に組むなら追加の草むした墓や花盛りの湿地や森林の墓地やラノワールの荒原でもアリです。

桜族の長老や探検が入っている通りランプデッキです。レガシーのランプデッキといえば、昔から存在するNic-Fitや12ポスト、最近レガシーでも台頭してきたヴァラクートがありますが、それらのコンボは排して堅実に(?)攻めるデッキになります。

回し方は単純なもので、思考囲いやトーラックへの賛歌でハンデス、軽量除去で生物を捌きつつマナ加速、最終的に大型生物で殴り勝つのがコンセプトになります。

デッキの最大の強みとしては、その粘り強さでしょう。1対複数互換のカードを多く搭載し、重コストのカードが多く取られている分、長期戦になった時の優位性は大きく勝ります。

逆に弱点としては、スピードはそれほど速くなく、コンボデッキに対してはハンデスでしか対処できないところでしょうか。ストーム対策の精神壊しの罠ががっつり入っているのはそういう理由です。


それでは、各カードの紹介を。

・桜族の長老
このデッキのキーカード。単純なマナ加速のみならず、チャンプブロッカーやトラッカーと致命的な一押しのトリガーになりえるクリーチャーです。

・イリーシア木立のドライアド
陰の主役。マナ加速も色マナ調整もこのデッキと相性が良い上に2/4という優秀なサイズでもあるのでアタッカーとしてもそこそこ活躍してくれます。ニルカーナの亡霊と並ぶとほぼ無双できます。

・永遠の証人
意外と墓地が越えやすいこのデッキでは非常に優秀。発掘とも相性良し。欠点といえば緑のダブルシンボルであること、魂の裏切りの夜の影響を受けてしまうことあたりでしょうか。

・不屈の追跡者
このデッキのコンセプトにぴったり噛み合う優良クリーチャー。マナ加速しつつ手札補充もでき、アタッカーとしても活躍してくれるという一石三鳥ぶり。

・破滅を囁くもの
このデッキでは貴重な飛行持ち。諜報2で動きをスムーズにできるナイスデーモン。

・スラーグ牙
cipのライフゲインが何かとライフを失いがちなこのデッキでは非常においしい。場を離れても3/3の置き土産も。

・墓所のタイタン
早出ししてもよし、ハンデスや除去で捌いてから出しても良しのフィニッシャー。

・ニルカーナの亡霊
アーボーグや前述のイリーシア木立のドライアドと相性抜群。シェイド能力でパワーが20以上行くことも割とよくある。

・致命的な一押し
小型除去。このデッキでは予算の都合でフェッチランドが入っていませんが、桜族の長老などトリガーが入っているので、紛争も狙えます。

・思考囲い
ご存知ピピハンの王道。

・発掘
桜族の長老、永遠の証人をリアニメイト。前者で大幅にマナ加速してもよし、後者で使いまわしてもよしと、実は出番が多いカード。腐ったらサイクリングでドローに変換できるのもGood。

・不敬の命令
Xライフロス、-X/-X修正、Xマナ以下リアニメイト、X体が畏怖を得るという4つのモードから2つ選べる命令。フィニッシャーとして使うことが多いですね。

・トーラックへの賛歌
このデッキにおける強み。問答無用で2枚持っていくのはさすがに強力であり、2枚目や永遠の証人で使いまわすとドレッジやホガーク以外にはほぼ勝てます。

・探検
追加でセットランドを可能にするソーサリー。キャントリップが地味においしい。

・突然の衰微
オーコは許されない。ウーロも許されない。

・大渦の脈動
PWにも打てる除去。

・ゴルガリの女王、ヴラスカ
+能力でパーマネント1つを1点ゲインとドローに変え、小-能力で邪魔な置物を破壊し、奥義で攻撃が通ったら勝ちという紋章を得られる優秀なPW。墓所のタイタンと非常に相性が良く、すべての能力が活きます。

・闇の誓願
後述の過ぎ去った季節と組み合わせて爆アドムーブをしたりしても良いですが、なんでも1枚サーチは強い。ここに関しては増量してもいいかもしれません。

・原初の命令
7点ゲイン、非生物パーマネントをライブラリートップへ、プレイヤー1人の墓地をライブラリーに戻す、クリーチャーサーチという命令。7ゲインとクリーチャーサーチでアドを稼いだり、トーラックへの賛歌の後に打って相手の動きを封じたり色々と器用な動きができます。

・過ぎ去った季節
墓地からマナコストごとにカードを回収する爆アドカード。1,2マナに偏ってはいますが、複数回収してアド差を広げることがこのデッキの主な勝ち筋になります。

・ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
このデッキの影の主役。ニルカーナの亡霊との相性は言わずもがなですが、序盤に置いておいてトーラックへの賛歌を打ちやすくすることもできます。

・草むした墓
デュアラン持ってないからね。仕方ないね。

・森、沼の枚数
個人的には序盤には森を持っておきたい部分はありますが、トーラックへの賛歌も打ちたい気持ちもあるのでこの枚数に。


続いてサイドボードを。

・思考囲い
追加のハンデス。対コンボ用に。

・漁る軟泥
墓地対策兼追加のアタッカー。クリーチャーを追放することによる1点ゲインが地味においしい。墓地利用デッキはもちろんですが、クリーチャーデッキに対しても投入します。

・破滅的な行為
追加の全体除去。

・再利用の賢者
置物除去。2/1とサイズも優秀。

・Helm of Obedience
サイド後は大体こちらのコンボで勝利を狙うことが多いです。

・虚空の力線
墓地対策兼ヘルムコンボ。

・精神壊しの罠
コンボデッキに対してハンデスだけだと心許ないので投入。正直2枚でもいいかもしれません。

・魂の裏切りの夜
エルフ、ゴブリン、若き紅蓮術師などを苛め抜くエンチャント。自軍にも影響を及ぼすので、それが嫌であるなら死の支配の呪いに代えても良いです。


リストを見ればわかるとおり、投入されているカードはほとんどモダンリーガルなので、モダン仕様にすることが容易なデッキです。実際に黒緑ジャンクはモダンでも強力なアーキタイプです。

また、グッドスタッフの構成上自分好みのデッキに仕上げやすいのもGood。今回はランプ型ですが、闇の腹心やタルモゴイフを投入してミッドレンジ型にするのもアリです。そっちの方が強いと言ってはいけない

自分で1からデッキを作るのも悪くはないですよ。

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